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変わらない強さ。

Amato1 広島駅前のそのお店に初めて行ったのは確か、15歳のとき。当時はおさげ髪だったかおかっぱだったか覚えてないけど、厳しい校風の女子校時代、先輩(うちの学校ではおね~さまと呼ぶのが伝統。いまだにみんなに笑われるんですよね)にこっそり連れられて行きました。実はわたし、こう見えてアイスクリームにだけはあまりそそられないんですよ。猛暑のときとか、鎌倉の紫いもアイスや宮島のシカ(の糞)アイスなどのご当地限定モノとか、なんか萌えポイントがないとわざわざは買って食べない。し、しかし、そのお店のクリーム(アイス状ぜんざい)を初めて食べたときの衝撃と言ったら。それ以降も食べるたびに「し・あ・わ・せ~♪」と首を曲げてしまいます。

とはいうものの、あまりに駅に近すぎて、ず~っと長いこと行っていませんでした。先日、コンタクトを取りに行って、次の約束までなぜか小一時間あったので、「そうだ!あそこに寄ってみよう!」と10年ぶりくらいにふらりと足を運んだのですが(びらりではない!)。

Amato2 何にも変わってない。窓際でただひたすらに二重焼を焼いているおじ~さんは昔、初めて見たときのままの姿勢だし、近くでお客さんとお話しているおば~さんもお元気なまま。ほかの方もご家族なのか、ご近所のかたか、とにかくみなさんが昭和24年の創業以来、同じ雰囲気を醸し出す空間で、ふつうに自然体で注文をとり、電光石火の速さで頼んだ品が出てくるのです。この、昭和ノAmato3 スタルジーなたたずまいに、なんだか子どもの頃にもどったようで、ほっとし、スプーンを口に運ぶ。「ああ、おいひい・・・」。抹茶の絶妙な味わいと北海道産小豆の心地よい甘さ、炊き方。そして硬すぎずやわらかすぎないぜんざいクリームの口どけのバランスに「プロの技じゃ・・・」と、やはり感動してしまったのでした。これ、全部手作りなんですもの。アイスにそそられないわたしでも、これだけは毎日食べても飽きないんだろうな・・・手間暇かけているのにお値段も良心的だし。人間がやっていることだから、もちろん味のバランスがイマひとつの日もあるでしょう。それでも、汗の吹き出るようAmato4な猛暑の中や、冬のかじかむような冷気の中で、このおじ~ちゃんが丁寧にていねいに練り上げて作ってくれているんだ、と対面で感じながら食べる、懐かしい甘味。そんなお店を自力で探すことは、コスト重視のサービス業の競争が激しくなった昨今では、かなり難しくなってきました。今回、タイ人学生たちも、時間があればぜひ「広島に息付いている昭和」を感じてもらいたいな、と連れて来たかったんだけど、叶わなくて残念でした。しかし、今期はカザフスタンからの学生のアドバイザーを拝命したので、ぜひ一緒にここでお茶したいと思っています♪

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