ふんばろう東日本

出産体験記@Hawaii

最近のトラックバック

お財布

« 2005年9月 | トップページ | 2006年2月 »

2006年1月

今日はこんな記念日らしい

1月31日は「愛妻の日」というキャンペーンを、日本愛妻家協会(総本部:群馬県嬬恋村)が行っています。つま恋といえば、ちょっと昔の世代には「ポプコン」でおなじみ(長渕剛、安全地帯、中島みゆきその他大勢のアーティストを輩出した伝説のコンテスト。詳しくはYAMAHAのここで。http://www.yamaha-mf.or.jp/pub/popcon/index.html)。ずっと昔、私も嬬恋村にコンサートのお仕事で行ったおり、中島みゆきさんをパーティで拝ませて頂きました。(いえ、ただ、同じ空間にいただけですけど)そんな想い出はおいといて、のどかな嬬恋村の村おこしとも連動した「愛妻の日」というコンセプト。今の時代に合ってると思うんですけど・・・。キャンペーンやイベントを認知してもらうには、メディアを使ったマーケティングコミュニケーションがポイント。地域と協同しつつ、少しでも日本中に広がれば、というユニークな試みだけにこれからの行く末が楽しみです。一度のぞいてみてはいかがでしょうか?日本愛妻家協会 http://www.aisaika.org/index2.html 及び嬬恋村愛妻家聖地委員会 http://kazeno.info/aisai/ 

semi_party1で。昨晩は来年度のゼミの初回顔合わせでした。ほとんどの学生とはモノづくりでご一緒しているのですが、夜の部は初めての方もいて、みなさんの本当の生態がわかってちょっと面白かったデス。突然の「何が出るかなクイズ」はテーブルトピックスといって、Impromptu Speech(即興スピーチ)の練習でもあったのですが、なかなかのものでしたよ。幹事を務めてくれた学生さん、ありがとうございました。このメンバーでこれから、わいわい、そして真剣勝負で、今後のゼミも活発にやっていきましょう♪(実はこのブログの画像はクリックしたらポップアップで拡大された絵が出ます。)で、あと半数の人の画像も載せたいので、デジカメ画像をお持ちの方、メールお待ちしてます。

ホンモノ評価に学んだ1年生(CM制作実習)

今回は1年生の映像制作演習での取り組みをご紹介します。1年生は入学後の前期にカメラ実習や編集機の使い方をひととおり学び、後期では実際の番組制作を体験します。私は テレビCMを作成するクラスを担当しました。CMにはクライアント(依頼主)とCM商品を売りたい相手である、視聴者の両者にとって何らかの有益な情報を盛り込まなければ、見向きもされません。CMの制作費は、クライアントが払っているから作品ができる、という「メディアビジネkonteス」としてのビジネスモデルをまず理解してもらえたら、と思って1年次に開講しています。逆に言うと、クライアントの意向を無視しては「芸術として成り立たない制作物」ということでもあります。制約の中で、制作者の独創性やセンスを発揮しなければいけないのです。そこで、2-3回コンセプト(一言でまとめた商品の「売り」)をそれぞれが考え、絵コンテ(4コマ漫画のような演出用の絵)で表現し、皆の前で発表するという練習を行い、いよいよ現実的な課題、広島経済大学のテレビCMの絵コンテを全員が一人ずつ、入試広報部の皆さんの前でプレゼンテーションします。実際の経大CMのプレゼンテーションでクライアントを務める広報のプロの皆さんから、結構辛口なコメントを頂きつつ、全員で映像化する絵コンテを投票。選ばれた2作品を2チームにわけて、制作しました。

時間管理も各班にまかせているので、制作にいたるプロセスはまったく対照的でした。片方のチームは、会話の妙と効果音遣いがカギ。肝になるシーンは学内のオフィスでのロケになるため、早く撮影を終わらせようと関係部署の協力を交渉した点はよかった。しかし、厳密なリハーサルをしないまま現場でのロケを行ったため、細かい演出に手間取り、30秒という編diamond集枠の中で、使いたいOKカットの尺(秒数)がどうもぴったりこない、という問題を乗り越えなければなりませんでした。CM撮影は1カット、1カットの演技がポイントだけに、役者とカメラマンの息がぴったり合わないと相乗効 果が生まれにくいもの。最初の作品だけに完成にこぎつけるのは簡単な道のりではありませんでした。もうひとつのチームは、絵コンテをいかにわかりやすい映像にするか、チームでの話し合いが長くかかりました。こだわりをもって映像の絵づくりを練るのは大事な工程ですが、そのたびにロケハン、話し合い、ロケハン、話し合いと試行錯誤をくりかえし、撮影を最後の1週間で終わらせたため、編集終了は前日という綱渡りの完パケとなりました。

evaluation1_edited CMのお披露目は昨年末の12月26日。大学の先生3名と入試広報部から5名、メーカーのマーケティング部の方1名と取材記者の方2名という、10名を越えるクライアント・観衆を前に、2チームのプ ロデューサーが演出意図や、大学ブランドへのメリットなどを説明し、いよいよ上映。お越し頂いたゲストはホンモノのCMのクライアントであり、「広告代理店」のプロのクリエイターをも泣かせる人々。感想も厳しめで「絵コンテは期待させてくれたが、映像としてはあまりにも普通」「もっと本学の「売り」をインパクトのある映像で表現してほしい」「映像表現を究めるには、幅広い経験と知識があってこそ生まれる発想が重要。経済学部でメディアビジネスを学ぶ以上、経済・社会についての勉強も含め、さまざまな分野への関心を深めて、アイディアづくりに活かしてほしい」などと注文が相次ぎました。(実は、広報の皆さんは1年生の初めての作品にしてはよく出来ている、と評価シートには書いています。制作者にじかにコメントする機会を活かして、実際のクライアントとして気がついた点を指摘していたのです) 正直、時間的にタイトな中で、初めてのCMを期限までに間に合わせただけでも褒めてあげたいのですが、4年間で番組制作を行う授業は学期にだいたい1クラス。ひとつひとつの学期に出来るだけのことを吸収してもらいたいのです。そこで、あえて「ホンモノのクライアントとしての厳しい批評」にフォローをせず、皆さんがどう感じるか見守っていましたが、学生たちは「1年生だから、とまだ甘めに言われているのがわかった。次につなげたい」と指摘されたところを再編集する、と言い出し、自分の作品へのこだわりや、さまざまな意見を受け入れる精神力の強さを見せてくれました。

芸術性のある制作物に関して、評価をつけることは簡単ではありません。映像が美しくても、編集が上手でclient2_editedも、選曲にセンスがあっても、全体のバランスがとれていなければ何かひっかかるものがありますし、見る人の経験や価値基準のフィルターによっても評価は変わります。ただ、このクラスで皆さんがチームとして協力することを学び、と同時に、ひとりひとりが自分で熟考したアイディアを絵で表現し、他者にその意図を伝えるというコミュニケーション力が少しでも向上したならと思っています。みんなそれぞれに違う能力を持っているのだから、集団の中で自分が関わることのできる役割を果たして、アイディアを形にしていく、モノづくりの楽しさを感じて頂けたら幸いです。

学生のCM上映会の模様が日本教育新聞2006年1月23日号(連載:デジタル社会の基礎・基本を学ぶ)に掲載されました。記事のコピーを希望する学生は、メールボックスに入っていますので、持ち帰ってください。http://www.kyoiku-press.co.jp/ (新聞記事の検索にはIDとパスワードが必要です。経大生は図書館で教えて頂けます)

どきどき☆生放送出演

ちょうど1ヶ月前のseminar 昨年末、NHK総合テレビの夕方の情報生放送番組「お好みワイド」にデジタルメディア演習II-Bの2チームが出演しました。この企画は「おこデミー賞発表」といって、NHK大学生ビデオゼミナールに出品された5大学8作品の作品を2日にわたって放送し、それぞれに賞を授与するというもの。初日はメディアビジネス学科からは「起業精神を学ぶ大学生たち」を取材したチーム。広島経済大学が2006年度から始める「興動館プロジェクト」のひとつで、すでにスタートしている「興動館カフェTime」http://koudoukan.hue.jp/topics/2006/20060202.htmlのプレオープンの準備を通して成長していく学生の姿や、広島文化短期大学の学生が生地の仕入れ、デザイン、縫製、販売まで行う「ジーンズショップ」trophyを企画、運営することで実際の小売業を理解するという取り組みを報告しています。年末とあって、このチームの下宿生は実家に帰省中で、女性陣2名の参加 。生放送だし、緊張したのでは?とテレビを見ながらメールすると、番組終了後に「大丈夫でしたよ。前のイベントの公開収録のほうが大変でした」「今日は素で楽しかったデス」と返事が。どうもリラックスして生放送に臨めた様子。しかし、それはそれで度胸が据わっていますね。(画像は公開収録時の5人)大学生たちの起業体験を紹介したこのチームには、ベストキャンパス賞が授与されました。こんなトロフィーを贈呈されたので、スタジオに飾らせて頂きましょうね。

さて、翌nhk1日はもう1つの作品。「今、横川がアツい!」という広島市西区横川のまちおこしに取り組む商店街や横川-可部間を走った日本最初の乗り合いバスを再現した「廣島かよこバス活用委員会」の皆さんにスポットをあてたインタビュー構成の番組です。こちらにはベスト選曲賞が授与されました。オープニングにはカットがわりに転調がくるようにあわせた選曲をしたり、ラストシーンにザ・ブルーハーツの「トレイン・トレイン」をしっかり聞かせたり、技ありの選曲。日頃は「著作権フリー(無料)」のCDからしか選曲できないため、今回は思いっきり好きな曲を選ぶことができたので、ぴったりの曲をとこだわったことでしょう。制作者5人中4人が出演し、それぞれしっかりとインタビューに答えていました。出演学生に感想を聞いたところ「かなり緊張した」「あらかじめ答えを考えておかないとかんでしまう。アナウンサーってすごいと感心」とか「ディレクター役の学生が帰省して不在だったので、2人分つっこまれて答えdirector るのが大変でした」「これを励みに今後も納得のいく番組づくりを心がけていきたい」こちらはやや緊張していたものの、話していた内容はそれを感じさせない、堂々とした受け応えだったと思いますよ。学生時代に生放送に出演する機会はめったにありませんので、いい経験になったのではないでしょうか。逆に言うと、こんなに緊張するのだから、取材に応じてくださる方をリラックスさせてあげる雰囲気づくりがいかに大事か、よ~く実感したと思います。ぜひ、今後の取材に活かしてくださいね(画像は生放送当日は、お休みだったディレクターの学生です。)

日本語文章能力検定

     060125_1118011_edited       今日は、上記試験が行われる日ですね。特に1年生は文章表現演習というクラスで長文問題や日本語の運用の問題を繰り返し解くことで、授業で課されるレポート作成の基礎となる日本語能力を磨いてきました。そして、この試験に合格することも目標に努力してきました。今日はちょっと寒い感じですが、暖かくして、時間に遅刻しないように頑張ってきてください。

ということで、皆さんの幸運を祈って、近所のスーパーで見かけた、「ロッテ神社」にあった絵馬(?)を奉納します。自社製品のネーミングとキャッチコピーのバランスが、ベタな分だけ、味があるとも言えるのかも?

この文章表現のクラスで培った「書く習慣」をさらに、休みの間に鍛えてみませんか?日本新聞協会が「HAPPY NEWS 2005」コンテストを開催しています。新聞には調査報道という使命もありますが、一方で、市井の人々の地道な活動や心温まる小さなニュースを取り上げることもよくあります。関心のある方は、2005年度、読んで思わずHAPPYになった、そんな記事とその理由を400字で説明して、2月28日までに日本新聞協会に送付してみてください。詳しくは以下のHPを参照してください。また、このHPでは新聞広告の優秀作なども見ることができます。映像や音声CMとまた違った広告の世界を垣間見ることができますので、一見の価値ありです。http://www.readme-press.com/

ある冬の日

snowこれは去年、雪が降ったときの研究室からの一枚です。この月曜はここまで積もらなかったけれども、年末から年明けにかけては豪雪で、県北でも年配の方々が雪かきで苦労されておられました。雪のシーズンはこれからが本番。被害が出ないことを祈るばかりです。

さて、コンピュータの前で編集をまだまだ頑張っている学生の皆さんには頭がさがります。若者ならではの、「既存メディアと違う」視点からの発想は、私には二度と戻ってこないうらやましい感性なので、そのまま伸ばしていってほしい、と思います。皆さんは、まずは自分の自由な発想で、既存のやり方にとらわれず映像表現を楽しんでみてください。たとえ演出に失敗したって、取材相手に対しての配慮を怠ったものでさえなければ、その失敗は次につながるステップだと思いますし、もしかしたら今まで誰も思いつかなかったようなアイディアで、すご~いホームランをかっとばせるかもしれません。

という連続ホームランを、プロになっても狙い続けているクリエイターnemo の競演である、ACC CMフェスティバルに行ってきました。顔見知りの学生も10人あまり来ていましたね・・・。刺激を受けたと思います。私も、広告のCMとわかっていながら、つい涙してしまったものもありました。商品のリアルさ、便利さ、シズル感をはじめとする映像の美しさで見せるものあり http://www.suntory.co.jp/softdrink/iemon/cm/index.html (例:サントリーHP伊右衛門へリンク:右に過去の作品が見られるボタンも)、あるシチュエーションのときのせつなさなどの気持ちを増幅して演出し、「わかるなぁその気持ち」と視聴者の共感を生むものあり、http://www.fanta.jp/top.html (例:FANTAのHPへリンク)ユーモアで勝負するものなど、http://www.hotpepper.jp/doc/cm/ (例:ホットペッパーのHPへリンク)いろいろありました。試験で行けなかった学生の皆さん、ラジオCMグランプリのキンチョーの連続ラジオ小説も(授業でもとりあげましたね)キンチョーの以下のHPで聴けますので、チェックしてみてください。第3話、第4話がグランプリでした。大滝秀治さん、岸辺一徳さんの抑えた語り、さりげない効果音、父に対するちくんとした痛み、歳月を乗り越えてやっと見えてきたもの・・・言外にあふれでる想いが、それぞれの260秒、280秒を通して伝わってきます。音しかないからこそ、それぞれの脳裏に浮かぶ情景が、自分の経験のフィルターを通して醸成されていきます。http://www.kincho.co.jp/cm/radio_drama/oyakomizu.html それから、今週末は文章能力検定試験ですね。3級では、長文を3~5文に分割する問題、得点が大きいですから、がんばってくださいね!皆さん、体調など崩さず、ベストなコンディションで力を出し切れるように応援しています。

心尽くしのおもてなし

harumaki昨夜は「世界漫遊グルメの旅」にご招待頂き、友人のお宅でタイ・ベトナム料理の夕べを楽しみました。料理好きな方で、出して頂いたベトナム風生春巻きや、タ イのグリーンカレー(辛いけどおいしい!食べ終わってから、写真を撮ってないことに気がついた)、そして和風煮物なども味がしっかり染みていて、料理を通してゲストへのおもてなしの気持ちが伝わってきました。アメリカなどではポットラックパーティといって、ゲストもできる範囲で何か1品持ち寄って、わいわい食べましょう、というパーティ形式が盛ん(下の画像参照)。その際にはpartyリカテッセン(調理済み食材)を持ち寄ったりしてもOKで、とにかく気張らず、気軽にパーティで会話を楽しめるのですが、こういう手作りの心あたたまるお料理は、ゲストへの思いやりがあふれていてほっと癒されますね・・・。準備も大変だったと思いますが、本当にごちそうさまでした。                               

さて、先日この友人とじぞう通りの中華料理店でお店の人があきれるshoronpoほどの量、飲茶したのですが、その際、NYのカニ入り小籠包($6.25)の味が忘れられない!という話で盛り上がりました。そのときはお店の名前、ふたりとも思い出せなかったのですが、チャイナタウンのJoe's Shanghaiでした。ここの特徴はあつあつ、とろとろの黄身色のカニ入り肉汁の絶妙の味わい(当然、具種は豚肉ですので、カニ味噌の味と豚肉汁のエキスのバランスがたまらない!しかし、なぜ黄身色なのかはナゾ)。こぼすのがもったいなく、蒸しあがったばかりで、まだ湯気がたっている小籠包を口内火傷を覚悟して、レンゲで完全装備でそろそろと口に運ぶのですが、やっぱり、つつつつ・・・と肉汁がレンゲから小皿にこぼれたときの悔しさと言ったら!それぞれがNYでこのお店に行ったころは、お互いをほとんど知らなくて(私はアメリカにおりましたし)、でも同じお店にハマッてしまった話で今、ここ広島で盛り上がっているなんて、やっぱり人とのご縁って不思議ですね。学生の皆さんも、クラスやバイトや取材でであった人とのご縁を大事に育ててくださいね。(これがその小籠包です。昨晩のおもてなしのお礼に、せめて目でお楽しみください)。

NYマンハッタンの一角で

フォートワースに続いて建物のお話です。

私は根っから文系なんですが、なぜか建築学科の学生と話すことが結構あって「建築専攻って大変だなぁ」と畏れながら見ていました。あるテーマに沿って、オリジナルのデザインを生み出せばいいだけでなく、今問題になっているように物理的な強度、どんな材質を使って、どのくらいのコストで、その他うんぬんかんぬん考慮すべきことがいっぱい。特にアメリカ時代は「今週(月曜から金曜まで)は8時間しか寝てないよ・・・週末はこもって徹夜で仕上げなきゃ」とかみんな普通に言ってました。しかも「オーガニックなコンセプトで、周りはこういう景色で(写真見せられ)、その中で自然と調和するような図書館」とかお題がでて、2週間くらいしかもらえなかったりするときもあるみたいで、デザインセンスはいつ磨いているのだろうと本当に尊敬してしまいます。(友人の一人は、休みの間、全米を車で回って気になる建築物を訪ねて回ってました。移動中の寝泊りは国立公園に車を止めてテント!)デザインするだけではなく、この模型を作ってプレゼンまでするんですよ、2週間とか1ヶ月とかで! 今、映像制作演習に取り組んでいる学生も、締め切りまでそんなに時間がない中、テーマを生み出し、リサーチして、演出し、コンセプトの表現を工夫してという工程は同じですから、最後まで粘っていいモノ作ろうとしている皆さんのことも感心してみています。

NY ともかく、そんな建築学科の学生たちの苦労を見てきた ので、ついつい建物を素人のくせにまじまじと見てしまう癖があります。お金ためてシカゴとかNYとか旅行に行き、建築の門外漢がそぞろ歩いていても「うぉおお」と目を見張る高層建築の粋を集めたような街のなかで、もう一つ、日本人が国際コンペを勝ち抜いて有名なのが「ニューヨーク近代美術館(MoMA)」。私があこがれのMoMAに行けたのが前のクイーンズ分館での限定展示の時なので、谷口吉生さん設計の新装timessquareなったMoMAが見てみたいなぁと思い出し、追記です。http://www.flickr.com/photos/hibino/tags/museumofmodernart/ (photo by yo hibino. hibinoさんのサイトの右上のスライドショーをクリックしてみてください)53丁目の一角で、どんなふうに周りの景色に溶け込んでいるのか、現地で自分の目で確かめる日が来るのが楽しみです。(成田からだと28000円で往復とかあるんですが、成田までも交通費かかるし、今はNYは寒いし。)

脱線ついでに、こないだCM制作クラスの1年生とベーグルパーティを打ち上げでやろう、と企画しつつ、ドーナツパーティになってしまったのですが、NYと言えば、ベーグル。映画「ユーガットメール」(メグライアンとトムハンクスのロマンチックコメディ。ちょっとインターネットシステムの部分が1999年の映画なので古くなってしまっているが・・・)http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00006LY0H/qid=1137802802/sr=8-1/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/250-0718657-7766645 に出てくるH&Hベーグル はとにかくベーグル焼く→売り切れる→焼く→売るのシンプルな小さなお店なので、行列して並ぶほどですが、みんな買ったらさっさと出て、近くの公園で食べたりしてます。(H&Hベーグル日本語オフィシャルHPhttp://www.hhbagels.jp/hhbagels/making.html)安い上に1つ食べたらおなかいっぱいになるたzabarsめ、松井を応援にヤンキー・スタジアムに行く前に、地下鉄を降りて寄って腹ごしらえをしました。おとなりにこの映画にも出てきた有名高級食材店Zabar'sも ありますので(左:青山の紀伊国屋みたい??)このあたりに来ると一瞬だけニューヨーカーになった気分になれます。広島だと、そごう地下2階のBagel&Bagelhttp://www.dreamcorp.co.jp/(Bagel&BagelのHP)で、もちもちベーグルが食べられます。なんか、NY旅行案内みたいになってきました・・・。広島でも世界漫遊グルメの旅をときどきやってますので、なにか情報あったらおしえてくださいね。

著作権を考慮して

いま、編集中の皆さん!!

いろいろ説明したいがゆえに、Googleの画像イメージの絵を使っていいですか、と相談をうけます。基本的にHPからの画像の無断使用はダメです。ご本人に許可をとってください。それから、「著作権法の範囲内での引用は可能です」というHP。ちゃんと範囲内での引用をまもってください。詳しくは下記ページを。これはレポートで引用出典先を明記してください、とお願いしているのと映像情報の場合もまさに同じことです。

http://www.cric.or.jp/ (社団法人著作権情報センターへリンク)

音楽を番組で使いたい、イベントで使いたいという方も、どこまでがおっけぇでどこからがダメなのか、上記ページやJASRACのページで確認してください。これは本当に難しい点ですが、私的使用目的以外では常に心がけるようにしましょうね。

http://www.jasrac.or.jp/ (JASRACのHPへリンク)

千里の道も一歩から

先日、何気なくテレビを見ていると、昔、将来の夢についてときどき相談に乗っていた学生が画面に映っていました。テレビ業界を志望していましたが、なんといっても狭き門。凛とした、しかしどこかはかなげな雰囲気を持つ彼女が、人前でてきぱき話せるのかな、と思いつつ見守っていました。しかし、自分の性格を誰より知っていたのでしょう。ジャーナリズムについて猛勉強をしたり、英語以外の語学をマスターしたり、人前で話す練習を重ね、テレビ局にOG訪問を果敢に申し込んだりした結果、なんと、全国ネットの番組で彼女を見ることになったのです。不可能と思われた夢を実現した彼女。就職に関しては、運みたいなところもあって、努力をしても叶わないこともあるけれど(私も挫折を味わいました・・・)、努力をしなければもっと可能性が少なくなっていくわけで、夢のスタートラインにたった彼女を、これからもブラウン管のこっちサイドから応援していこうと思っています。

で。皆さんが自分のこだわり、というかとことん夢中になる何か、をこのお休みに見つけられたらいいなぁ、と思ってこの話を持ち出してきたのです。「自分にこの話をさせたら右に出るものはいない!」という人のパワーは、やっぱり思わず身を乗り出して聞き入ろうかな、という力を持っています。その「何か」はやっぱり自分でいろいろチャレンジして見つけるしかないのかな、と思います。私の場合、学部生時代、とにかく異文化に興味があって、自分の知らない世界・食事・習慣を体験するためにバイト→旅行→バイト→旅行、みたいな生活を送っていました。私を2年間面倒見てくださったゼミの指導教官も7年間ミクロネシアでフィールドワークをしていたような方なので、「自分の人生だから、やりたいようにやりなさい」と放任で(?)応援してくれていました。とにかく、ちょっと気になっていることや好きなことをまず試してみてはいかがでしょうか。誰かの歌じゃないけど「やらないで後悔するより、し残したほうがつらい」と思いませんか。時間があるのは学生の今しかないんですから。

_031アメリカで働いていたころ、テキサス州フォートワースの現代美術館にふらりと行きました。現代美術はウィーンでも、NYでもちんぷんかんぷんだったのですが、このフォートワースには「建物」を見に行ったのです。それは、安藤忠雄さんの建築だったのですが、彼は、国際コンペで連戦連敗。やっと勝ち取ったのがこの、フォートワース現代美術館。「(カリフォルニアに比べて)保守的な土地柄のテキサスで、日本人の建築物とはすごい。オープンの暁にゃ行かないと」と誇りに思う気持ちから足を運んだのですが、器であるはずの建物にまず圧倒されました。ガラス張りの回廊がゆらゆらと水面に浮かび、何か異空間に迷い込んだよう・・・。さながら、漂流する全面ガラス張り高床式倉庫みたいな。うまくいえないのですが。http://www.themodern.org/slideshow/ (現代美術館公式HP) 安藤さんは建築家としてのスタートを切る前、独学で建築を学ばれたそうです。そして、名声を得た後も、国際コンペでの連saloon敗の原因を 冷静に分析し、対策を練って、見事、西部劇の色濃い(といっても一角ですが)フォートワースの地で自分の足跡を残されたのでした。世の中、うまくいくことのほうが少ないくらいなので、結局本当の強さって、その失敗やら挫折やら、目的を達成できなかった事実は素直に受け止め、与えられた環境の中で、自分を信じて夢を貫く志の強さなのかなぁと思いながら、かの地を後にしました。経大図書館にも安藤さんの著書がいくつか入っていますponyので、よかったら読んでみてくださ い。あ、それから必修クラスのレポート全て受理しました。それぞれしっかりリサーチし、現地の食習慣を取り入れ、自分なりに日本食 の魅せ方、味わい方をアレンジした結果が表れていました。出資者(時節柄、あえて名を伏す)も心を動かされそうなものがいくつもありました。今後も文化相対主義によるwin-winを意識したビジネスチャンス創出を目指して、身の回りの情報を見つめてみてくださいね。

ちょっと気になるテレビ番組3つ

いえ、私の個人的興味に沿った番組のお知らせです。プロフィールにあるように、ペルーのマチュピチュやアンデス地方のケチュア文化(インカ文明から続くアンデス先住民の文化。現在も南アメリカのアンデス地方では約800万の人々がケチュア語を使用) のacculturation(文化変容::異文化との接触により、元の文化の内容が徐々に変化していくこと。ケチュアの場合は征服者であるスペイン文化との接触です)に19のときから興味があったのですが、ペルーは遠い!!生きている間には行けないかなあ、とあきらめかけていましたが、フジモリ元大統領が日本に潜伏していた時期、つまり日本人に対して多少なりとも現地の人が不信感を持っていた時期にやっと念願のペルーに行けたのです。まぁ、そのようなご時勢でしたので、現地の方々との対話で苦労したところもありました(スペイン語もケチュア語もできないので、話した人の数も多くないですから、あくまで私の体験の範囲内のお話です。ステレオタイプや先入観で国民性を捉えることの危険性はクラスでお話した通りです)。

アンデスの山々で過ごした日々は、悠久の歴史の中で受け継がれた生活の知恵に根付いた、近代文明の利便性とは縁遠いまさに「スローライフ」。しかし、家族がよりそい、地域の共同体がお互いを支えあうその姿や、当時と同じ調理法で、同じ材料でたんぱく質の補給をしながら過酷な気候条件の中を生き抜くその人々のまなざしは、私たちがどこかに忘れてしまった大事なものを思い出させてくれました。私の稚拙な文章では、その雄大な光景や人々の息遣いを伝えることは到底できませんが、たまたま見つけたのがTBS・MBS系「伊藤英明インカを歩く 天空から秘境へ!幻の『王の道』8000キロの旅」(CBC制作、28日午後2:00放映)。アンデス・ペルーで2週間のロケを行ったそうです。文化変容や先住民文化に興味のある方は次のTBSのHPを参考にしたりして、ぜひテレビをご覧ください。http://www.tbs.co.jp/program/incasp.html(現地で見かけたのですがオリャンタイタンボだったかで、広島市のオンボロトラックが有効活用されていました。どういうルートであそこにたどり着いたのかは謎です・・・それから高山病にもかかりかなり苦しみました)

あと、最近「人物に迫るドキュメンタリー」を撮ってみたいという声を学生から聞きます。まずは取材相手をよく知り、その人の本質を見極め、そのエッセンスをどう表現するかが重要だと思うのですが情熱大陸とかグレートマザー物語とか、お手本になる番組はいろいろあります。そんな中、NHKの22日午後11時10分からの「にんげんドキュメント・小田和正 58歳を歌う」が気になっています。皆さんの世代だと小田和正さんとかオフコースとか、あまりぴんとこないかもしれませんが、私の世代だと、通過儀礼のようにオフコースを聞いていた時期ってのがある人が結構います。気が付くと、そんな小田さんも58歳。昨年末のコンサートではSMAP中居君とセッションした場面が金スマでも流れていましたね。ともあれ、どんな風に小田和正という人物を描いていくのか、興味があります。

また、1月20日(金)午後7時30分~7時55分NHK総合で「ふるさと発」という中国地方向けのドキュメンタリー番組があり、トリノオリンピック代表1枠の座を射止めた、男子フィギュアスケートの高橋大輔さんに迫る番組が放映されます。高橋選手の回はNHK岡山制作ですが、この「ふるさと発」の制作は、この度、授業でもお世話になった「NHK大学生ビデオゼミナール」のPD(プログラムディレクター)さんも広島版を担当されており、部員わずか3名の因島高校の体操選手に迫った人間ドラマの模様を昨年OA(オンエア)で拝見しました。このように、地元の人物を追ったドキュメンタリーも取材・構成の参考になると思います。http://www.nhk.or.jp/hiroshima/furusato/index.html (NHK広島放送局へリンク)

P.S. 昨年、井筒監督の「パッチギ!」の公開トーク&上映会に行ってきました。ザ・フォーククルセダーズの「イムジン河」はよく知らなかったのですが、(こういうことを言うと、放送局にいたときに「そんなに音楽の知識のバリエーションがなくてよくこの業界に入ってきたものだ!」と先輩に怒られていたことを思い出します)この映画の中で、この曲が様々な人の心の琴線に触れ、恨の想いをも乗り越えるその展開の効果的な使い方に圧倒されたのを覚えています。多文化共生のヒントもつまった映画ですので、この分野に興味のある方は見てみてください。

今年もチャレンジ!JOQRラジオCM大賞

前期のラジオCM制作クラスの皆さん!そして、すべての賞金ハンターの皆さん!

今年の応募要項が出ました、文化放送・広告批評共同主催の「第22回100万円大賞ラジオCMコピー大会」。前期のクラスでは、ACC学生ラジオCMコンクールに全員が応募しました。中でもK君の「プリウス」は、商品コンセプトの炙り出しは、まさに受賞した学生の作品とぴったり合致。いい感じだったのですが、あとは表現コンセプトの言葉のうまさ、がいまひとつ叶わなかったのか残念でした。まぁ、はじめてのチャレンジで賞が取れたら、卒業を待たずにプロのクリエイターになれるような才能があるってことですから、そんなに甘い話ではないわけで。しかし、リベンジのチャンスですよ。こちらは賞金が大きいだけに、プロも応募します。ハードルも高いのはわかっていますが、こういう応募の機会はどんどん利用して自分のメディア表現力を高めるための訓練としましょう。

詳しくは以下のHPで確認し、興味のある方は各自で応募してください。対象商品やサービスの「売り」をとことん突き詰めて、一言の商品コンセプトをひねり出し、それを印象付ける演出を考えに考えてみてはいかがでしょう。締切りまで1ヶ月以上ありますから、頑張ってみてください。

http://www.joqr.co.jp/copy/ (文化放送HPへリンク)

ACC CMフェスティバルのお知らせ

テレビでも告知されていますが、第45回ACC(全日本シーエム放送連盟)CMフェスティバルが来る1月25日(水)午後1時半より4時までアステールプラザ中ホールにて開催されます。昨年の全国で制作されたCMの中から、よりすぐりの作品が上映されます。昨年も数人メディアの学生が行っていましたが、日頃なかなか耳にするチャンスのない、優れたラジオCMも聴くことができ、音の世界の無限の可能性や、言葉遣いの巧みさにうなるばかりでした。もし試験の合間、時間が合う学生がいたら足を運んでみてくださいね。昨年度のテレビCMのグランプリは、ネスカフェの谷川俊太郎の「朝のリレー」という詩の世界観を表現したもので、モーニングコーヒー(一日のはじまりというメタファー)を世界の誰かが飲むとき、世界の真反対では誰かが眠りについている。そんな朝のリレー・・・・(をネスカフェのコーヒーがリレーのバトンの役割を担っている)という、生活の中の1ページに溶け込む商品という売り込みとはいえ、「ああ、そうか。日本で目覚めるころ、ロンドンの人は夢を見ているのか」と、かの地の人の営みに思いを馳せることのできる、心地のよい作品でした。今年はFANTAのテレビCMがグランプリということで、会場で見るのが楽しみです。ラジオCMは金鳥のラジオ小説です。

また、この広島上映会のもう一つの楽しみは、中四国ブロックでのラジオ・テレビCMの優秀作品も上映されること。日頃おなじみのど「ローカル」なCM、ああ、これ見た見た!というあの作品が、中四国での優秀作品として表彰され、地元のクリエイターの皆さんが挨拶されます。地元(中四国)で広告業界に興味のある学生は、さまざまな地元の広告会社が凌ぎを削って、限られた予算でアイディアの勝負をしている、と勉強になると思いますし、業界研究のチャンスでもあります。試験で行けない学生でこの業界に興味のある学生は、以下のACCのサイトの受賞作品一覧(PDFファイル)を印刷してみてください。中四国の受賞作に関しての情報もわかりますので、行けない学生も安心して、試験勉強に専念して試験ウィークを乗り切ってください。

http://www.acc-cm.or.jp/festival/05fes_result/index.html 

ラストスパート

なんだかすっきりしない天気が続きますね。私も風邪気味なのですが、周りでも咳き込む姿が目立ちました。体調不良気味の方は、どうぞ保湿をしっかりして、ビタミンCをとり、早めに休息をとってくださいね。さて、そんなことを言いつつも、編集地獄に陥っている学生の皆さんは、いま大変なところにありますね。半日以上編集機とにらめっこしている人。現実逃避したい人。ある意味、編集は孤独な作業です。そして、妥協してしまいそうな自分との闘いでもあります。今、一生懸命、走査線を見つめている人。編集のように「一朝一夕に身につかない職人的な技術」はある程度できるようになるまで2000時間程度かかる、と言われています。いつかは今の努力が実を結ぶ、と信じて最後まで頑張ってみましょう。今日、見せていただいた限りでは、皆さんもう8合目くらいのところに来ています。あと少しです。私も30秒つまむのに、夜9時から朝の2時まで編集していたことがあります・・・。それは単に、私のこだわりの問題なのかも。

menu 必修科目のほうの課題レポートの締め切りも間近。必ず間に合うように出してください。課題1では、現地の生活習慣や国民性を加味しながら、既存店との差別化を計り、話題性や付加価値を作りながら、日本食の「売り」を際立たせて、絶対当たるビジネスコンセプトをあなたの根拠と共に書いていくのです。制作番組を作るつもりで、リサーチを重ねて説得力を増すよう心がけてくださいね。情報とアイディアは違います。情報の中から、不要なものを削ぎ落とし、引き算に引き算を重ねて、一つの結論にもっていくのです。映像制作と同じ工程ですね。孤独な編集作業、まさにamime 文章を紡ぐことも同じです。映像編集で頑張っている学生も、レポートで頑張っている学生も、身体には気をつけて、そして期限厳守でお願いします(メールボックスに入れておいてください)。

注:林は水曜は風邪でお休みすることになりました。大学のメアド(シラバスにあります)に添付ファイルでの提出でも結構です。よろしくお願いします。

デジタルメディア演習II-B実録(番外編)

このクラスに外部講師としてRCC制作技術部のカメラマン、舩越一生さんをお招きして、プロのカメラワークの実習や、カメラで物を写す際、どんなことを常に考えながら絵作りをすればよいのか、また、カメラを持たないときの24時間の過ごし方や、テレビを見るときの参考になるようなアドバイスも頂きました。学生時代はプロのミュージシャンを目指していた舩越さんが、音楽に関わる仕事を、と放送局を志望した話や、カメラマンとして番組作りに参加し、自分の絵作りで満足いく映像表現ができたときの楽しさ、また、映像の世界は奥が深いので、いくらでも向上の余地があることなど、心底カメラの仕事が好きで、努力を重ねておられる姿から、学ぶことも多かったのではないか、と思います。

そんな舩越さんが、忙しい毎日の業務にもかかわらず、「90分では伝えきれないことも多くあって物足りなかった。夜の部なら、時間を気にせず、いろいろな質問に答えることができるのに」とちらっと言われたのを私は聞き逃しませんでした。ということで、皆さんの授業・試験が終了した暁には希望者と「舩越カメラマンと大いに食べて、語らう会」というのを企画したいと思います。参加希望者は私の大学のメールか、携帯メールにご一報ください。参加者の人数と舩越さんの日程などを調整したいと思います。奮ってご参加ください。1年生でも、映像に興味のある学生の希望者も受け付けます。

注:映像制作演習以外の学生も「真剣に映像の話やテレビ局の話を聞きたい」という学生はぜひご参加ください。他学科生でもかまいませんのでまずはメールでお問い合わせを。

デジタルメディア演習II-B実録6

hensyu 7) 完パケ

ロケハン(ロケーションハンティング:ロケの前に現場を見に行き、撮影箇所など決めること)ときたら、最後の完パケは完全パッケージの略です。編集したテープの音やBGM、もちろん特殊効果などすべてが完成した状態のパッケージ(作品)を言います。この学科ではビジネス現場で活用できる企画・構成力を中心にしたメディア戦略能力を身につけることが目標ですので、ビジネス関係やIT操作の科目も多いため、映像制作の専門クラスは週に1~2コマです。今学期、2クラス履修していて、2つとも編集を抱えている学生は今、相当苦しんでいると思いますので、1コマでもおなかいっぱい、っていうくらい映像制作は時間外の作業が多く、いい作品を作ろうと思うほど時間がかかります。そんな中、プロと一緒に完パケ作業を行った、「起業精神を学ぶ大学生たち」を取り上げた班をご紹介します。

この班はNHK大学生ビデオゼミナールに企画が採用され、作品の放送が決まっていました。画像編集は自分たちの手で行い、MA(整音作業)はNHKでプロのミキサー、そしてアナウンサーの指導のもと、一緒に音入れを行いました。本学の学生はいつも、著作権フリー(無料)のCDからBGMを探しているのですが、この班はNHKが著作権料を支払ってくださるので、選曲も好きな音楽から自由にできました。(むしろ、5人が5通りの音楽の趣味がありますので、そこでの調整も結構大変そうでしたが)ナレーションを読むのは、元放送部の学生。しかし、整音作業は映像に合わせて、ナレーションはじかに録音していきます。映像の、どのタイミングでどんなスピードで自分たちが練り上げたナレーション原稿を読んでいくか。ディレクター役の学生のCueランプ(点灯ボタン)で、プロのミキサーも、チームのナレーターも、みんなが同時に動きます。心を一つにしないと失敗する一発勝負(撮り直しはできますけど時間は有限ですから)。映像を見ながら、ここぞというタイミングでCueランプを押す、ディレクターはさぞ緊張したことでしょう。しかし、自分たちが頑張って整音を大学でやってみても、そこはプロの技。全く見事としかいいようのない、BGMとナレーションの音量の絶妙なバランスは真似できません。プロは違うなぁ、と感心することしきり。一方で、ここであきらめてはいつまでたってもそこで終わってしまいます。技術の方々、アナウンサーの方も、誰だって一番最初、素人だったところからスタートしたのです。そこで努力を重ねたから、芸術とも言える技を身につけられたのだから、少しでも彼らに近付きたい、とこれから頑張るかどうかで、今回の経験が活かせるかが決まります。

今学期の制作演習を糧に、本学科のすべての班の皆さんが、さらに高みを目指してメディア表現力を磨き、いろんな情報に敏感に、知りたい!という知識欲を大いに育ててくださることを期待して、新学期にまたパワーアップした皆さんにお会いすることを楽しみにしています。(といいつつ、まだ作品提出の際にお会いしますね)

デジタルメディア演習II-B実録5

6) 編集

今学期前まで、編集はリニア編集機でジョグダイアルでくるくる回しながら、タイムコード打ち込み、イン点、アウト点決めて、プレビューして、録画して、再確認して、と大きな画面で行っていました。放送局の報道編集はこの機械でやっていまhensyuすし、パソコン編集と違い、素材テープを取り込む時間がかからないのですが、一方、慣れないとちょっとした再編集にも手間がかかるという難点もあります。他にムービーメーカーを使用する学生もいましたが、プレミアの編集クラスが開始した今学期から、パソコンだと編集機の台数が確保できることもあって、個人個人の編集能力が大幅にアップしました。喫煙の際のマナーアップを呼びかけるテーマの班は、膨大な素材を削り、丁寧に編集を行っていました。もともと、学内の取材がメインということもありましたが、煙草が落ちているところを探しに、頻繁に学内を歩き回り、カメラにおさめ、JTや他大学にも問い合わせ、喫煙のさまざまな情報を織り込みつつ、経済大学の実状をリポートしていました。根気のいる作業を厭わない姿勢にクラス上映会でも賞賛の声があがりました。また、中にある街頭インタビューを行ってみて初めてわかることなのですが、「一般の人は、顔出しインタビューを受けることを嫌がる」ものなのです。1年次のクラスでも、半日カメラを回して、やっと2人分のコメントが取れた、なんて日もありました。

しかし、時間のかかる編集作業ですが、一方でここでいくらでも意味が変わってしまうので、手の抜けない作業でもあります。この班はインタビューコメントすべてに字幕を丁寧につけていたのですが、それについても上映会では賛否両論。「目が疲れる」という意見や「NHKニュースも字幕が全部ついているから、わかりやすい」という考えも。映像表現には絶対という答えはありません。見ている人の立場に立って、一番わかりやすい表現はどれだろう、と考えた上の決断ならば、取材相手を貶めるような結果に終わらない限り、学生時代の試みはどんどんチャレンジしてみてほしいと思います。(チームで話し合っても結論が出ない場合は、もちろんご相談ください。一緒にどれが一番視聴者にわかりやすいか、考えて答えを出していきましょう)

今回の授業の感想に「5人というユニットだと、みんながそれぞれの役割をしっかりやらないと作品が完成できない。大変だったけど、おかげで仲良くなれた」というものが見受けられました。同じ釜の飯・・・(違うか・・)でも、深夜のジョイフルでの企画会議やら(1杯の珈琲でねばったり)、いろいろ、ほんとに各班苦労がありましたよね。番組作りって、本当に根気のいる作業ですが、一つのテーマについていろいろな視点から話し合い、一つの構成にまとめるというのも、自分のものの見方が広がる勉強になるわけです。また、上映会などで自分たちの意図が視聴者に伝わったかどうか、批評を受けることも大事です。違う見解を真摯に受け止め、よりよいものにするための暖か~い激励、と考え方を変換し、その見解の差異の原因を分析することで、自分の問題点を見つめる良い機会にもなります。厳しい批判をおそれることなく、様々な方に見て頂いて、フィードバックを受けるようにしましょう。

デジタルメディア演習II-B実録4

satsuei 5) 取材相手と信頼関係を築く

企画が変更になった班がもう一つありました。残り時間も少ない中、STEPという、一学期間だけの短期留学制度を利用して、本学に留学された中国人留学生へのインタビューから、日中の価値観の違いや、日本への興味、また、中国文化の一端を探ろう、というコンセプトで取材を開始しました。本国で日本語を勉強していたとはいえ、来日してまだ3ヶ月とは思えない流暢な日本語を操る留学生の方ですが、ご本人にとっては外国語である、日本語で撮影時にいきなりお話を聞くのでは、心を開いて話せないかもしれません。そこで、事前にお食事をして、お互いの交流を深めたり、地方での日本語スピーチコンテストに出場された際の姿をカメラにおさめ、行き帰りの道中、いろんなお話をしたり、できるだけ多くの時間、お話をするようにして、気心が知れるようになった上で、インタビューを行いました。ご本人もリラックスして質問に答えてくださって、本当に来日して3ヶ月でここまで深い話ができるの?と収録に立ち会った私もびっくりすることしきりでした(何年も英語を勉強しているのに、満足に使いこなせない自分が情けない・・・)。もっとも、外国語で話すことはあくまで手段であり、自分の言いたいことをきちんと説明することはもともとの論理的思考力のなせる業。日本語でも明晰に話せないのに、外国語で、なんてもってのほか。まずは自分の考えをしっかりもたなくては、と改めて思いました。取材やインタビューを通して、このように相手の方に教えられることも多いのでした。この班の皆さんは、このインタビューを通して何を感じたのかは、番組を見てのお楽しみということで・・・。

デジタルメディア演習II-B実録3

4) 撮影

横川のまちおこしを取材した班のエピソードをご紹介しましょう。すでに各種報道でご存知の方も多いと思いますが、横川の皆さんを中心に、日本最古の乗り合いバスが横川-可部間を走っていたことを記念し、レトロバス「かよこバス(可部-横川から名前を命名)」を復元し、かよこの嫁入り祭などさまざまなイベントに活用されています。しかし、肝心かなめのメインイベンtramトは、すでに9月に終わっていました。取材が始まったのは10月。なんとか、今動いているものの絵が撮りたい!と思った学生は、広島電鉄が大正時代の電車を復元し、横川商店街の要望で、横川に期間限定で乗り入れているという情報をキャッチ。広報部の許可を得て、レトロ電車を撮影に行きました。もともと、かよこバスは地元の皆さんが復元したもの。一方、レトロ電車は広島電鉄の管轄ですから、横川以外も走っているものなのですが、そのクラシカルで優美な姿が新装なった横川駅のグリーンの駅舎と重なるとやはり絵になる・・・。また、週末限定、しかも一日数回しか乗り入れていないにも関わらず、わざわざこの大正ロマンの電車の時間に合わせて乗りに横川に来た乗客もちらほら。当初予定は「電車の概観を撮影」のみのつもりでしたが、「横川の今」を切り取ることが、映像の醍醐味。急遽予定を変更し、この電車の運行時刻に合わせて乗りに来られた乗客の皆さんにインタビューを開始。(停車時間があと数分しかなかったので、ホワイトバランスもとらずに撮影スタート。緊急事態だからとやってしまいましたが、決して薦められることではありません・・・)もちろん、経済大学の学生で、こういう趣旨で取材・放送させてください、と時間と戦いながらも、車内でお断りすることは忘れてはいませんでしたが。相手の肖像権などありますので、必ず事前に撮影許可をとることを怠らないように気をつけましょう。(発車時間が迫る中、この列車への懐かしさを語ってくれるおじいさんなど、4人のインタビュー中、心温まるコメントが3人から頂けて、NHKでの放送で大いに使わせて頂けたのでラッキーでした)

このように、事前に構成をきっちりたててからカメラを出すわけですが、ロケハン時と違い、現場で予期せぬよい(悪い)事態が起きたとき、臨機応変に対応策を思いつくことも、現地取材で養われるスキルです。撮影プランはきっちりと、でも変化には柔軟に対処できるやわらか~い頭を育てていきましょう。

デジタルメディア演習II-B実録2

3) 事前取材・ロケハン

今回は本学を取り上げた班もいくつかありましたが、果敢に外へ飛び出していった班の取り組みをご紹介します。後期の授業ですから、撮影前の、時はまさに秋。宮島の、山が燃えるような紅葉一面の赤を画面におさめたい、と宮島班は2回、ロケハンに行きました。1度目は宮島のよさを再確認に。2度目は、本気で「取材ネタを探しに」。そこで、商店街の一角に気になるお店を見つけ、取材の申し込みを。プロのジャーナリストでも、最初に取材を申し込むときにはどきどきするひとは多いと思います。しかも、名刺も肩書きも、何もない宮島班が、勇気をふりしぼって「お店を撮影させてください」と番組の趣旨や、授業の概要を一生懸命説明し、相手に信用してもらい、貴重な営業時間の中で時間を割いて頂き、撮影にご協力頂いたそのご好意に、担当学生は大いに助けられたことでしょう。撮影後のラッシュ映像(撮影してきsatsueiriver た素材テープ)を見た時に、長時間のロケにご協力頂いたことも目の当たりにしました。学生ともども、深く感謝致します。それと同時に、こうやって現実の社会で頑張っておられる方を取材することで、交渉力や相手を思いやる心などが養われていくと思います。興味があることを知るために、現地に足を運び、実際に人と会って情報を集めることで、自分の知識もどんどん増えていきます。宮島班の学生が示してくれたように、勇気を持って、どんどん外の世界に飛び出していきましょう!

一方で、学外での撮影は、相手の善意のもとに時間を頂き、成り立つものです。相手に与えて頂いた時間に配慮し、事前に自分たちでできる準備やイメージトレーニング、カット割りなどは決めてから撮影に臨むようにしてくださいね。「とりあえず撮っとけ~」なんて、無駄にテープを回すと、編集するとき、自分の首を絞めることにもなります。自分の常識が相手の非常識、なんてことのないよう細心の注意をお願いします。

デジタルメディア演習II-B実録1

radio 7号館(メディア情報センター)4号室に生息する林が担当する「デジタルメディア演習」は1年次生も、2年次生も映像制作作業工程は大体同じです。1年次後期はテレビCM制作ですが、2年次前期はラジオCM制作クラスですので、音作り(効果音を含む。興味のある方は三谷幸喜監督映画の「ラヂオの時間」をご覧ください。画像は実際のラジオ用録音現場。ドライバーの横にマイクを突き出してでも、音をしっかり拾わないと!)やインパクトのある言葉を紡ぐ訓練が主になり、趣が違います。今回の演習の映像制作の、一連の作業をご紹介します。

1) 既存作品の分析・批評

2) 企画案発表

最初の授業はそれぞれの企画発表。今回はNHKコンクールへの応募の締め切りが最初の授業のすぐあとだったので逆になってしまいましたが、本来はプロの作品をみんなで視聴し、その表現コンセプトを分析し、上手な点を参考に自分たちの企画・構成を練り上げます。今回は1チーム5人で、5分間の社会性のある作品作りが課題。当初、「広島のインディーズシーンを盛り上げるひとたち」にスポットを当てたグループがありました。取材相手やイベントなどもピックアップを済ませ、撮影のためのリサーチも進んでいましたが、やはりインディーズといえば音楽演奏のシーンは欠かせません。しかし、音楽番組には演奏者・曲の制作者などとの著作権の処理を解決しなければなりません。演奏シーンを放送用に撮影させて頂けるバンド選びに難航し、この企画そのものが変更になってしまいました。取材者が思い入れのあるテーマを暖めても、取材相手との調整が難しいということを身をもって学びました。それにしても、残念!!

祝!授業終了!

今週、無事作品上映会が行われ、授業が終了しました。皆さん、1学期お疲れ様でした。このページはもともと2年生後期の「デジタルメディア演習II-B(2クラス)」受講者に夏休み期間のお知らせのためのみ存在するブログでしたが、次にこのクラスの受講を考えている後輩のためにも、このクラスの受講者の皆さんのふりかえりのためにも、授業終了を期に、公開することにしました。もっとも、学期中は直接、各グループの皆さんと話し合ってきましたので、冬眠状態でしたが・・・。

present_2 最後の授業での公開上映会、そして相互批評のコメントを聞いていて、皆さん成長したなぁとびっくりしました。カメラワークの甘い点、BGMの処理の仕方、事前取材の深さ、構成の問題点、取材相手への配慮など、批評の内容が「番組制作を通して、悪戦苦闘した経験をしたからこそわかる、映像の送り手としての視点」からのコメントが多かったからです。1年前の相互批評では「好き、嫌い」「おもろい、おもろくない」「編集処理がかっこいい」という観点のみの評価も少なくありませんでした。2年間の成長ぶりを実感した次第です。いろんなことを吸収してきたのですね(若いっていいなぁ)。

さらに、全ての班が、上映会でのクラスメートからの前向きな指摘を受けて、授業終了後にも関わらず「再編集」をすると言いました。これはとても大事なことだと思います。自分は取材・撮影を通して、そのテーマにかなり詳しくなっています。そうなると「初見」の人はどこから説明しないと理解できないのか、その視点を失ってしまいがち。そこを、クラスメートの講評が補ってくれました。また、番組制作に快く時間を割いて協力してくださった、取材対象の方に対する誠意としても、視聴者にわかりやすい形にして作品制作を終わらせることは情報発信者としての重要な責任だと思います。これを自発的にできるようになっただけでも、皆さんが成長した証ではないでしょうか。あとは今もっている力のベストな状態で、もうひとふんばりして1月31日の再編集締め切りに間に合うよう最後の努力を期待しています。

また、5分程度のプレミアの映像ですが、書き出しの際、画面が粗くなる現象が出る班があります。対策を調べてみますが、avi以外にも以下のサイトを参考に、Windows Media Encoderを使ってみて試してみてください。http://kakaku.aol.co.jp/aol/bbs.asp?PrdKey=03400710541&ParentID=4596876&Page=

2年後期「デジタルメディア演習II-B」の作品(現代社会・今を自分たちなりに伝える)  

<原☆健輔と行く宮島 SHA.MO.JI>(宮島名物の杓子のルーツや、宮島ならではのユニークな杓子専門店を紹介する)

<起業精神を学ぶ大学生たち>(NHKお好みワイド・ベストキャンパス賞)(県内2大学での「起業体験」を通し、ビジネス実践で試行錯誤から学ぶ学生の姿を追う)    

<広島経済大学マナーアップ宣言!!>(広島経済大学での喫煙マナーの現状を分析、他大学での取り組みも取材し、報告する)

<今、横川がアツい!~おやじたちのまちおこし~>(NHKお好みワイド・ベスト選曲賞)(かよこバスなど、さまざまな取り組みが注目を集める横川。まちおこしにかける想いとは)    

<中国人留学生インタビュー>(3か月滞在の短期留学生との対話から、異文化理解のためのコミュニケーションを図る)    

<興動館プログラム紹介>(4月から始まる学科の枠をこえた「ゼロから立ち上げる興動館プログラム」。いまひとつわかりにくいという問題意識から、さまざまな角度から調査)

« 2005年9月 | トップページ | 2006年2月 »

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ